■ 概況
ドル円が162円台まで円安が進行する中、
輸入コストの上昇や原材料価格の高騰で業績が圧迫される企業も増えている。
特に「輸入依存度が高い業種」や「海外から原料を仕入れる企業」は逆風が強い。
■ 円安デメリットを受ける企業一覧
・東京電力ホールディングス(電力)
燃料のLNG・石炭を輸入しており、円安で調達コストが増加。
・関西電力(電力)
同様に燃料費上昇が収益を圧迫。
・日本航空(JAL)・全日本空輸(ANA)
燃料費・整備費がドル建て。円安でコスト増。
・キリンホールディングス(食品)
原材料・容器・海外生産コストが上昇。
・アサヒグループホールディングス(食品)
輸入原料・海外事業のコスト増で利益率低下。
・花王(日用品)
原材料の多くを海外から輸入。円安で仕入れコスト増。
・ユニ・チャーム(生活用品)
原材料・包装材の輸入比率が高く、円安で採算悪化。
・日本製紙・王子ホールディングス(紙・パルプ)
原料輸入コスト上昇で利益圧迫。
・イオン(流通)
海外仕入れ商品の価格上昇で販売コスト増。
・ニトリホールディングス(家具)
海外生産比率が高く、円安で仕入れコスト増。
■ 円安デメリットの構造
・輸入コスト増 → 原材料・燃料・製品価格が上昇
・消費者物価上昇 → 内需企業の販売減少
・為替ヘッジをしていない企業ほど影響が大きい
■ 注意点
・円安デメリットは「輸入依存度が高い業種」に集中
・価格転嫁が進めば影響は緩和されるが、消費者離れのリスクも
・為替ヘッジや海外生産比率の調整が鍵
■ まとめ
円安局面では「電力・航空・食品・日用品」が逆風を受けやすい。
特に燃料・原材料を輸入する企業は、円安が長期化すると利益圧迫が続く。
一方で、価格転嫁が進めば中期的には安定化の余地もある。
(※本記事は投資助言ではありません。投資判断は自己責任で行ってください。)


コメント