■ 概況
韓国株(KOSPI)は6月下旬から下落基調が続き、7月入り後も軟調。
特に半導体・自動車・IT関連が売られており、外国人投資家の資金流出が目立っています。
指数は年初来高値から約7%下落し、アジア市場の中でも弱い動き。
■ 背景①:半導体サイクルの調整
韓国市場の主力である半導体セクター(サムスン電子・SKハイニックス)が調整局面入り。
AI関連の急拡大で一時的に過熱した需要が落ち着き、メモリ価格が軟化しています。
特にDRAM・NANDの価格下落が企業収益を圧迫。
■ 背景②:ウォン安と外国人売り
ドル高・円安に連動してウォンも下落。
ドルウォンは1,400ウォン台後半まで下げ、外国人投資家が為替リスクを嫌って売り越し。
韓国株の外国人比率が高いため、為替の影響が直接的に株価に反映されています。
■ 背景③:中国景気の鈍化
韓国の輸出の約25%を占める中国向けが減速。
スマートフォン・半導体・自動車部品の需要が弱く、輸出企業の業績見通しが下方修正。
中国景気の不透明感が韓国株全体のセンチメントを冷やしています。
■ 背景④:金利高止まりと内需停滞
韓国銀行はインフレ抑制のため政策金利を据え置き。
高金利環境が続き、個人消費・住宅市場が停滞。
企業の設備投資も慎重姿勢が強まっています。
■ 今後の見通し
・半導体市況が底打ちすれば反発余地あり
・ウォン安が輸出企業の収益を下支えする可能性
・ただし、外国人資金の戻りはドル高が一服するまで限定的
■ まとめ
韓国株下落の主因は「半導体調整+ウォン安+中国減速」。
短期的には弱含みが続くものの、AI関連の再加速や輸出回復が見えれば反発の芽も。
7月相場は「底打ち探りの局面」と言えるでしょう。


コメント